後悔しない腕時計の選び方-専門用語編-

後悔しない腕時計の選び方-専門用語編-

腕時計を選ぶ際には、様々な専門用語が飛び交う事があります。

それは専門誌であればある程顕著で、
何が書いてあるのか、何を言っているのかわからない事も多々あります。

今回は、そんな腕時計の専門誌や店頭での会話の際に良く出てくる言葉を1つ1つ解説してまいります。

これを覚えればアナタも腕時計通!

ダイアル・文字盤

こういった時計の時間帯を表す盤面全体をダイアル・文字盤と言います。
腕時計の印象はほぼこの文字盤で決まると言っても過言ではありません。
装飾の技法も多く、ギョーシェ彫り、エナメル、白蝶貝等、様々な装飾が施されます。
ダイアル・文字盤、どちらでも殆ど同じ意味なので、覚えやすい方で良いと思います。

因みに文字盤は大きく分けて6種類に分ける事が出来るのですが、
腕時計を選ぶうえで、その名称を気にする事は殆どないので、割愛致します。

インデックス

腕時計で1時間単位の時間を表すものをインデックスと言います。
日本語では時字(ときじ)とも言うのですが、色々な種類があり、その際の名称を考えると、
インデックスと覚えておく方が便利かと思います。

実際に1つ1つ実物を例に見ながら解説していきましょう。

こちらは、インデックスがバーの形状をしているので、
「バーインデックス」と呼びます。
色々な形のバーがあり、ブランドの個性が出易いインデックスです。

こちらはアラビア数字が書かれているので
「アラビアインデックス」と呼びます。
日本でもよく目にするタイプのインデックスで、
パッと見で時間が判り易いのが特徴です。

こちらも良く目にするローマ数字が書かれたインデックス。
「ローマインデックス(ローマンインデックス)」と呼ばれます。
こちらも割と良く目にするインデックスでアラビアと同じく見やすいですね。

ロレックスを筆頭によく使われるのがこの丸形のインデックス。
「ドットインデックス(ポイントインデックス)」と呼ばれ、
柔らかい印象を与えてくれます。
スポーツウォッチに採用される事も多く、視認性の高さが魅力です。

 

レディースモデルに多いのがこういった宝石が埋め込まれたインデックス。
こちらの場合はダイヤモンドなので「ダイヤインデックス」と呼ばれます。
同じ様に、よく使われる宝石でサファイアなら「サファイアインデックス」と呼ばれます。

ベゼル

ベゼルとは、腕時計のガラスの周りに取り付けるリング状のパーツの事です。

この画像のパーツが正しくベゼル。
こういった目盛りを刻んで、何かしらの役割を持たせる事も。
クロノグラフ用だとタキメーターベゼル、
GMT用だと回転計測ベゼル、
ダイバーズ用だと逆回転防止ベゼルな等、種類も多彩です。

他にもこんなベゼルが。
ロレックスはベゼルに対しての拘りが強いブランドでもあり、
こちらは伝統的な「フルーテッドベゼル」と呼ばれるもの。
ギザギザの模様がなんともエレガントです。

ケース

時計本体そのものを指す外側のケース。
形も非常に多く、時計を購入する際に名称を呼ぶ事は少ないですが、
代表的・特徴的なケースをご紹介。

最もスタンダードなのがこの「ラウンドケース」
多くの時計がこのラウンドケースを採用しています。

非常に特徴的なのがこの長方形のケース。「レクタンギュラーケース」
代表的なのがこちらのジャガールクルト・レベルソです。
ジャガールクルトと言えばこのケースを思い出す方も多いのでは?

他には名前の通りの四角く正方形に近い「スクエアケース」

パネライやタグホイヤーでの採用が目立つ、
真ん中が膨らみ丸みを帯びた四角いケース。「クッションケース」

フランクミュラーやカルティエ等で採用が多い、
クッションケースと似ていて且つ長方形のケースが「トノーケース」

ブルガリやカルティエ等、宝飾ブランドの時計に多く、
楕円形のケースが「オーバルケース」と呼ばれます。

リューズ・竜頭(りゅうず)・クラウン

多くの時計で右側に付いている腕時計のモード切替や時間合わせに使用するパーツ。
そのカタチから着想を得て、クラウンと呼ばれる場合もあります。
デリケートなパーツながら、交換は比較的容易なので、
機械式時計では敢えてこのリューズ側を下にして保管してくださいと勧めるブランドも。

ダイバーズウォッチ等になると、防水性や耐久性、
密閉性を高める為にスクリューロック式になっている場合も。

ラグ

時計と一体となっている事が多く、ベルトやブレスレットを固定する部分の事。
幅を計る際には

この様な定規を使うと非常に判り易い。
時計屋や量販店には備え付けの場合も。
計る時にはラグ幅やカン幅と呼ぶ事も。
表記されているラグ幅と実寸のラグ幅には誤差がある事も多々あり、
ベルト交換時には注意する方が無難です。

因みに、ラグ幅は基本的には偶数刻みなのですが、
時折奇数刻みの腕時計も。
偶数刻みと違い、奇数刻みはベルトが製造される事自体が少なく、
限られた商品、または腕の良い職人でしかベルト交換が出来ない為、
腕時計を買う際にはラグ幅もチェックした方が良いです。

シースルーバック(裏スケルトン)

裏蓋がガラスで覆われ、中のムーブメントを見る事が出来る。
裏スケと略される事も。
主に機械式腕時計に採用される事が多い。(稀にクオーツも)
腕時計を着けている際には全く影響がない部分ではありますが、
トラブルを未然に防いだり、中のムーブメントをじっくり楽しむ事も。

ベルト・バンド・ブレスレット・ストラップ

呼び方はどれでも間違いではありませんが、
革製やラバー製はバンドやストラップと呼ばれる事が多く、
ステンレスやチタン等はブレスレットと呼ばれる事が多いです。

交換用のベルトは慣れれば自分で交換する事も出来ます。

上記の様なステンレスベルトも例外ではありません。

勿論、革ベルトも容易に交換出来ますが、その際はバネ棒外しがあると便利です。

また、革ベルトは昨今簡単に交換出来る「イージークリップ」や「クリッカー」と呼ばれる、
バネ棒に細工が施されたベルトも登場してきました。

こういった商品は、主にベルト購入時にそのまま細工まで施してくれるお店が多いです。
かなり簡単に外す事が出来るので、
ファッション感覚でサッと時計のベルトを交換したい方にオススメです。

バックル・尾錠・美錠

腕時計のベルトを留める部分。
革製のベルトを留めるのは尾錠・美錠と呼ばれる事が多く、
金属製のベルトを留めるのはバックルと呼ばれる事が多い。

昨今はこういったアジャスト機能がついた革製やラバー製のベルトも登場しています。

また、バックルにはDバックルと呼ぶ利便性の高いバックルも。
Dバックルには両開き(観音開き)のタイプと、片開きのタイプの2種類があります。

最も重要な用語「ムーブメント」

腕時計の心臓部。
腕時計を買う時にも良く出てくる言葉なので非常に重要です。

腕時計は全てのモデルで違いがありそうですが、
実は外側の装飾が違うだけで、
中のムーブメントは同じだったりする場合が殆どです。
勿論、中にはそのモデル専用のムーブメントを作成するブランドもあります。

ムーブメントは大きく分けて2種類です。
これは以前の記事でも解説しましたが、改めて。

機械式腕時計とクオーツ式腕時計です。

機械式腕時計は手巻きと自動巻き。

クオーツ式腕時計は電池式とソーラー式。

ハイブリッドのスプリングドライブやキネティックドライブ、
オートクオーツ等変わり種も存在していますが、基本は上記2つです。

キャリバー

各ムーブメントにはそれぞれブランドが形式番号を与えています。
似たようなムーブメントでも、違いがあれば、キャリバーの名称も変わってきます。
腕時計を買う際は、このキャリバーが最も重要な情報源の1つにもなってきます。

多くは「Cal.・・・」と表記され、Cal.の後は英語だったり数字だったりと様々です。
例えば2つ製品があり、名称が違ったとしても、スペック欄等に2つともCal.900と書かれていれば、
全く同じ機能、全く同じムーブメントを搭載した腕時計だという事が判ります。

ただ、複雑な事に、ブランド毎にキャリバー名は違う為、
実際には元々同じムーブメントを使用していても、キャリバー名が違う事もあります。

お気に入りの時計があり、お気に入りのキャリバーが判れば、
見た目が違うが性能は一緒という買い方も出来るので、覚えておいて損はありません。

まとめ

時計用語の解説、如何だったでしょうか。

ムーブメントやキャリバー、インデックスやダイアル等の言葉を覚えると、
腕時計を買う際に、店員さんに自分の好みを伝えやすかったり、
相手の専門用語が判ったりと、様々な点でより楽しく買い物が出来る様になります。
特にキャリバーは、時計の心臓部でもあり、
好みの時計を探す際の最重要な要素にもなるので、知っておいて損はありません。

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