後悔しない腕時計の選び方-スウォッチグループ2-

後悔しない腕時計の選び方-スウォッチグループ2-

前回はスウォッチ(SWATCH)グループとETA社の歴史をご紹介しました。

今回取り上げるのはスウォッチ(SWATCH)グループの名前にもなっている

「SWATCH(スウォッチ)」

です。

SWATCH(スウォッチ)の歴史

SWATCH(スウォッチ)は1970年代後半に、
クオーツショックからスイス市場を復興させる事を最大の目的に動きはじめました。

「スイス製腕時計は一生モノ」という概念を根底から覆す為、
敢えて「スイス製腕時計なのにセカンドウォッチ」を売り文句として市場に登場します。
SWATCH(スウォッチ)という社名も、セカンドウォッチからきているのです。

当時は新しい素材であった「プラスチック」の腕時計を誕生させ、
1983年、初代スウォッチと共に会社も設立。
手頃な価格と斬新な素材・デザインで、セカンドウォッチとしてだけでなく、
ファッション感覚で毎日楽しめる時計として認知度を高め、
瞬く間に世界中に大ブームを巻き起こしました。

SWATCH(スウォッチ)の時計

SWATCH(スウォッチ)と言えば、
プラスチック樹脂製のベルトやケースのクオーツ式腕時計。

現在でも一部を除き、その殆どはクオーツ式腕時計です。

ファッショナブルなデザインも多く、また限定モデルが非常に多彩な点も挙げられます。
更には、定番モデルと言えども、ほぼ全てが1シーズン限りの販売になっており、
年2回、新しいモデルが登場する為、全く飽きる事がなく、
一期一会の楽しみがある点も、流行に敏感な若者を中心に今でも愛されている理由の1つです。

性能に関しては、流石に価格帯が価格帯なので、
普通のクオーツ式腕時計となんら変わりません。

数えるのも大変な、本当に膨大な数のモデルがある為、
ここでご紹介するのは極一部ですが、いくつか取り上げてまいります。

SWATCH(スウォッチ)らしいデザイン。
シンプルな針と見易いインデックスが特徴。
価格が価格なので、耐久性や性能を求めてはいけませんが、
ファッション感覚で洋服に合わせる際、1つあれば良いアクセントになるかもしれません。

流行の青文字盤もしっかりとあります。
ベルトがややカジュアルな印象を与えるので、
キレイめの格好で敢えて外しにこの時計を着けてみたりと、
これもファッションに合わせて遊びどころがあるのではないかと思います。

実にスポーツウォッチらしいカラーリングのクロノグラフモデル。
この価格帯ながら、ちゃんとタキメーター表示も付いていますし、
積算計もあるので、クロノグラフとしては必要十分です。

レディースウォッチもあります。
小ぶりな文字盤が女性らしさを表していますね。
ただ、SWATCH(スウォッチ)に関しては、どのモデルも殆どがユニセックスで、
メンズ、レディースと謳っているモデルはかなり少な目です。
個人的にも、文字盤が物凄く大きいモデルは殆どないので、
自分が好きなデザインのものを買うのが一番ではないかと思います。

プラスチック樹脂製のベルトのイメージがSWATCH(スウォッチ)強いですが、
ちゃんとメタルブレスレットのモデルもあるんです。
勿論、価格帯は多少あがってしまいますが、より長く使いたいなと思った場合は、
こういったメタルブレスレットのモデルを選ぶ方が吉です。
防水も日常生活防水程度はあるので、多少濡れても大丈夫。
勿論、ベルトは調整可能です。

機械式腕時計にも革命を「SYSTEM51」

初代SWATCH(スウォッチ)は、
そのパーツ数51でクオーツ式腕時計を作りあげていました。
51という数字は、SWATCH(スウォッチ)にとって、
言わばラッキーナンバーの様なものです。

そんな51をテーマに、世界初の完全自動化を成し遂げた機械式腕時計が
この「Sistem51」です。

本来、機械式腕時計は少なく見積もっても100個程のパーツが必要でした。
多いものになると、600個を超えるものもあり、
その複雑さが時計そのものの価値にも繋がる事もある程です。

そんな中、SWATCH(スウォッチ)は51という数字に徹底的に拘り、
完全自動化と部品数51個という驚異の腕時計を作り上げてしまいました。
価格も、機械式腕時計としては異例の価格帯で、
これより安い機械式腕時計を見つける方が困難なレベル。

2013年の登場以来、SWATCH(スウォッチ)の伝統にならい、
毎年新モデルを発表しています。

ここからは筆者オススメのモデルも交えつつ話を進めてまいります。

機械式腕時計とはとても思えないカジュアルなデザインも、
恐らく狙ってデザインされたもの。

文字盤には6つのルビーが敢えて顔を覗かせています。
通常なら隠すものを敢えて見せ、他とのデザインの違いを出しているのです。

こんなにも安価な機械式腕時計なら、性能は期待出来ないと思うかもしれませんが、
何とその精度は日差±10秒程。
並の機械式腕時計なら全くもって敵わない精度を持つのです。
更にパワーリザーブは90時間!!!
このパワーリザーブがどれだけ異常な事か、
同じ90時間の機械式腕時計を探せば探す程驚愕する事になるかと思います。

個人的に最もオススメなのが、その6つのルビーを前提にデザインされたモデル。

天体図を模したこの文字盤のシリーズは、毎年面白いデザインを見せてくれます。
是非実物を見てもらいたいのが、このモデルの裏側。
表の文字盤が天体図なら、裏側は世界地図になっているのです。
シースルーバックでもあり、世界地図の隙間からムーブメントの一部が覗いています。
裏側まで遊び心を持たせているのが実にSWATCH(スウォッチ)らしいと思います。
唯一の欠点が、ケースもプラスチック樹脂製な点。
是非ステンレスケースのプラネットも販売して欲しいものです。

まとめ

  • ファッション感覚で使える安価なクオーツ式腕時計。
    シーズン毎に入れ替わってしまうので、
    欲しいモデルはすぐに買わないとなくなってしまいます。
  • 機械式腕時計なのに恐ろしい程安価な「Sistem51」
    性能も抜群に高く、デザイン性も高い。
    特にプラネットは遊び心もありオススメです。

業界の革命児、SWATCH(スウォッチ)の快進撃はまだまだこれからだと思います。

機械式腕時計の常識を打ち破るSistem51は色んな意味で恐ろしい腕時計。
性能が高く、デザイン性も高く、驚く程安価。
日本国内での知名度はまだまだ低いですが、
広く知れ渡った時には爆発的なヒットになる可能性も十分あります。

お好きなデザインの時計があれば、買って損は全くありません。
特に、時計に性能ではなく、ファッション性を求める方には、
SWATCH(スウォッチ)以上に最適なブランドはないと言っても過言ではないと思います。

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