後悔しない腕時計の選び方-クオーツ式腕時計をもっと知る1-

後悔しない腕時計の選び方-クオーツ式腕時計をもっと知る1-

後悔しない腕時計の選び方

今回は前回あっさりと解説した

「クオーツ式腕時計」

こちらをよりディープに解説していきます。

クオーツ式腕時計の歴史を学ぼう

世界初のクオーツ式腕時計は我らが「SEIKO」!

クオーツ式腕時計の歴史は今から約50年前、1969年に遡ります。

世界で初めてクオーツ式腕時計が登場したのは、何と我らが日本のSEIKOが発売した、
「クオーツ アストロン」がその元祖と言われています。

一般的な機械式腕時計が、現在とほぼ同じ日差±45秒程度と言われていた時代、
日差僅か0.2秒という驚異的な性能を誇ったクオーツアストロンは、
瞬く間に時計業界を席巻していきます。

そして、日本国内の時計会社はほぼ例外なく、
このクオーツ式腕時計が主軸になっていきます。

量産化により、機械式腕時計を淘汰

その後、量産化により価格も下がり、一般的に広く普及したクオーツ式腕時計は、
機械式腕時計のシェアを瞬く間に奪い去っていきます。

その勢いたるや凄まじいもので、
当時、機械式腕時計の多くを製造していたスイス国内の時計会社、約1800社のうち、
その3分の2を倒産に追い込んでしまう程でした。

それ程までに、クオーツ式腕時計は、時計業界に新風を巻き起こした腕時計だったのです。

現在では、最も安価で使いやすい腕時計に

今や、クオーツ式腕時計は100円でも買えてしまう程、安価なものになりました。
それでも、性能は機械式腕時計と比べると、雲泥の差でとても正確です。

初めて時計を買う方には、安価で正確なクオーツ式腕時計をオススメするのは、
極自然な流れと言っても過言ではありません。

因みに世界初のクオーツ式腕時計、「クオーツ アストロン」は、
当時でも45万円。車1台が優に変えてしまう程の高級品でした。

現在でも、「クオーツ アストロン」の意思を継ぐシリーズ「アストロン」がSEIKOにはあります。
SEIKOの中でも特に最先端且つ、デザインも美しい時計がこのアストロンシリーズには多くあります。

クオーツ式腕時計の仕組み

専門的な事は出来るだけ省いて解説いたします。

簡単に説明すると、電池で動き、ICで時間を制御する腕時計です。
ICで制御した情報を歯車を介して秒針に伝え、秒針を動かします。
よくクオーツ式腕時計は電池だけで動いていると思う方もいらっしゃいますが、
歯車やその他にも様々なパーツを使って時計の針を動かしているのです。

こう言ったアナログ時計タイプのクオーツ式腕時計は、例外なく、上記解説と同じ仕組みです。

ただ、こちらの様なデジタル時計タイプのクオーツ式腕時計は、
文字通りデジタルですので、電池とIC、液晶で動かしている為、
アナログ時計タイプよりも仕組みはもっと単純です。
電池で動き、ICで液晶画面に時間を表示させています。
デジタル時計タイプの腕時計を好まれる方なら、Gショックを買えばまず間違いありません。
デジタル時計の中で、Gショックより優れた腕時計はほぼ存在しないと筆者は思っています。
ですので、当サイトではクオーツ式腕時計=アナログ時計タイプの前提でお話を進めてまいります。

クオーツ式腕時計は、一部を除いて例外なく、1秒間に1回秒針がカチッと動きます。
これは、本来物凄い速さで動く秒針を、
1秒間に1回正確なリズムを刻む様に、ICで制御している為です。
この動きはステップ運針と呼ばれ、クオーツ式腕時計最大の特徴にもなっています。

クオーツ式腕時計の魅力

機械式腕時計とは一線を画す正確さ

まず一番に挙げられるのは、何と言っても正確性。
機械式腕時計とは一線を画すその正確さは、クオーツ式腕時計ならではです。

腕時計は、一般的に振動数と呼ばれる単位で正確性を表しています。
(実際には振動数=正確性が高いワケではないのですが、専門的過ぎるので割愛致します)

機械式腕時計で最もメジャーで振動数が高いのは10振動。
Hzに換算すると約5Hzです。

一方、クオーツ式腕時計の場合、
一般的な振動数は32,768Hzです。

もう一度書きます。

32,768Hzです。

振動数だけで見ると約6000倍以上の性能差です。
クオーツ式腕時計が如何に正確か、この数字を見るだけでも明らかです。

機能が豊富

クオーツ式腕時計は様々な機能をICにより制御出来る為、
色んな機能を腕時計に搭載しやすいです。
以下に代表的なクオーツ式腕時計の機能を記載します。

  • カレンダー
  • ムーンフェイズ(月齢表示)
  • アラーム
  • ワールドタイム
  • デュアルタイム
  • クロノグラフ(ストップウォッチ)
  • ソーラー充電
  • GPS電波修正
  • 標準電波修正
  • パワーセーブ
  • 針位置自動修正
  • Bluetooth

パッと思いつくだけでもこれだけの数の機能があります。

特に、電波修正機能やBluetooth、パワーセーブはクオーツ式腕時計ならではの機能です。
これ等は、機械式腕時計には絶対搭載出来ません。
(最近は機械式腕時計とクオーツ式腕時計の機能を融合させ、
Bluetooth機能やパワーセーブが搭載された特殊過ぎる機械式腕時計も出てきましたが)
特に電波修正機能は、一度使うとそれ以外考えられなくなる程に優れた機能で、
初めて腕時計を買われる方にも是非オススメしたい機能の1つになっています。

様々な機能を搭載しても価格はお手頃

最も判り易い機能として、カレンダー機能が挙げられます。
腕時計のカレンダー機能には、いくつか種類がある事をご存知でしょうか。

  1. カレンダー
    1~31日までの日付が表示出来るが、閏年や30日の月になると、
    使用者が自分で日付を手動で早送りしなければ正しい日付にはならない。
  2. アニュアルカレンダー(年次カレンダー)
    閏月(2月)以外の日付表示を自動で行う。
    つまり、毎年3月1日の1回だけ日付を手動で早送りするだけで良い。
    限りなく3の永久カレンダーに近いカレンダー。
  3. パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)
    閏月(2月)を含め、全ての日付表示を自動で行う。
    永久とは言え、100年毎に閏年がズレる為、実際には100年毎に時計の買い替え、もしくは修正が必要。

以上3種類に分ける事が出来ます。
が、3のパーペチュアルカレンダーを機械式腕時計で実現しようとすると、
それはそれは膨大な研究・開発と優れた職人の技術が必要になってきます。
その為、機械式腕時計でパーペチュアルカレンダーを作れるブランドも極一部です。

あくまで一例ですが、こちらの時計の場合、価格はなんと800万円程。
勿論、ブレゲというブランドそのものの価値の高さ、宝飾性の素晴らしさ等
様々な要素も加味されますが、
それを除いても、パーペチュアルカレンダー機能が付くだけで、価格は一気に跳ね上がります。

クオーツ式腕時計の場合だと、例えパーペチュアルカレンダー機能を付けたとしても、
その価格差は大きくて10万円程度です。

カレンダー機能1つ見ても、如何にクオーツ式腕時計が
コストパフォーマンスに優れているかが判ります。

まだまだ続くクオーツ式腕時計の魅力

今回はクオーツ式腕時計の簡単な歴史と、クオーツ式腕時計の魅力をご紹介しました。

長くなりましたので、次回に続きますが、
まだまだクオーツ式腕時計の魅力はこんなものじゃありません。

次回は更なるクオーツ式腕時計の魅力をお届けします。

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