[バー]重い扉を開けたら、そこは大人の社交場3

[バー]重い扉を開けたら、そこは大人の社交場3

今回もテーマは

「バー(BAR)」
(以下バー)

前回は初めてお店に入ってから1杯目を楽しむところまでを解説しました。
今回は、「カクテル」を中心に解説してまいります。

ショートカクテルとロングカクテル

バーの醍醐味の1つと言えばやはり

「カクテル」

端的に2種類に分ける事が出来ます。

ショートカクテル

ショートカクテルと聞いて思い浮かべるのはこちらのカクテルグラスだと思います。
そして、こういったグラスを使うのが
「ショートカクテル」だと思われている方も多いかと思います。

これは誤解でして、正しい意味合いは

「ショート・タイム・カクテル」

その言葉の通り、短い時間で飲み切るスタイルのカクテルです。

また、ショートカクテルは基本的に大きな氷が入っていません。
それがロングカクテルとの大きな違いです。

つまり、どんなグラスを使用しようが、
氷がないものはショートカクテルになるのです。

代表的なカクテルとしては、007でもお馴染みの「マティーニ」等。

ショートカクテルは3口で飲み切るのが通な飲み方と言われています。
勿論、カクテルによってはアルコール度数が高い物も多い為、
無理して3口で飲み切らなくても大丈夫です。

ただ、温度が重要なカクテルも多い為、概ね、5~10分で飲んでしまう方が、
カクテルそのものを美味しく楽しむ事が出来ます。

ロングカクテル

一方ロングカクテルは、先に述べた様に基本的には氷が入っているカクテルの事を指します。

勿論意味合いは

「ロング・タイム・カクテル」

15分~20分で飲み切ってしまうのがベターです。
それ以上掛かっても良いですが、やはり氷が解けてカクテル自体が水っぽくなってしまいます。

モヒートやスクリュードライバー等、
耳馴染みのあるカクテルの多くがこのロングカクテルに属します。

ショートカクテルをロングスタイルで!

例えば、先程も挙げたマティーニ。

カクテルの王様たるマティーニはアルコール度数も中々の高さで、
使う材料によりますが35~40度くらい。
ウィスキーのストレートに次ぐアルコール度数の高さです。

そんなマティーニが飲みたい!
・・・けれどアルコール度数が気になる!

そんな風に思った事はありませんか?

それなら是非、マティーニをロングスタイルで楽しんでみては如何でしょうか。

つまり、氷を入れてマティーニをオンザロックで楽しむのです。

一見邪道にも見える行為ですが、全く問題ありません。
寧ろ、無理してマティーニを飲むよりも、
オシャレ且つ紳士淑女の飲み方だと思います。

カクテルによっては、呼び名が変わったりするのですが、
無理して覚える必要はありません。
普通に「マティーニをロックで」等でバーテンダーには伝わります。

同じカクテルを頼んでも全く印象が違う!?

基本的にカクテルのレシピはある程度定まっています。

多くのカクテルのベースになっているスピリッツ。

「ジン」

昨今は空前のクラフトジンブームも相まって、かなりの数のジンが存在しています。

ロングカクテルの代表的カクテル「ジントニック」
今や居酒屋でも気軽に頼む事が出来る、凄く身近なカクテルの1つだと思います。
仮に、このジントニックをバーでお願いしたとしましょう。

果たして、これが本当に面白い程、お店によって違いが出るのです。

何故同じ「ジントニック」を注文したのに、お店で味に違いが出るのでしょうか。

一番の理由は、使うジンの種類が違うからです。

例えば、ジンのスタンダードとして有名な「ビーフィーター」
居酒屋で使われる事も多く、正しく代表的ジンの1つです。

こちらも、居酒屋で使われる事の多いジン「ギルビー」
コンビニ等でも気軽に買えるジンとして良く目にします。

青いビンが特徴的な「ボンベイ・サファイア」
昨今日本では、大規模なプロモーション展開がされています。
香りが良く、実に繊細な味がカクテルに華を添えます。

筆者が最も好む「タンカレー」
癖がなく、それでいて香りと味が活きるジンです。

代表的ジンだけを並べてみても、これだけの数があり、
他にも沢山の種類があります。
ただ「ジントニック」を頼むだけでも、
バーテンダーはこの中からそれぞれが美味しいと思うジンを使い、
それぞれが身につけた作り方でお客様に渾身の「ジントニック」を提供するワケです。

慣れてきたら銘柄を指定してみよう!

折角なのでこのまま「ジン」を例で話を進めます。

好きなお店が出来、好きな飲み物がジントニックだったとします。
バーテンダーに、「このジンはどんなジンですか?」と尋ねたら、
まず間違いなく、これですよと瓶を出して見せてくれます。

これで自分が好きなジンが分かりました。
仮にそれが「タンカレー ナンバーテン」だったとします。

ジンの中ではかなり高級ですが、その味は間違いありません。
他のお店に行った時、注文する際、バーテンダーにこう伝えてみましょう。

「ジントニックをお願いします。タンカレーナンバーテンで」

お店に置いてさえあれば、指定したジンで作って貰えます。
しかし、ジンを指定したとしても、必ず同じ味になるとは限りません。

ほぼ確実に何か違いを感じるかと思います。

この「違い」こそ、バーを楽しむコツでもあり、
自分に「合う」お店を見つける基準にもなるワケです。

因みに実際にタンカレーナンバーテンでジントニックを作ってもらうとなると、
お値段はそこそこしますので、ご注意を。

まとめ

  • ショートカクテルは5~10分で飲む
  • ロングカクテルは15~20分で飲む
  • ショートカクテルを氷で楽しむのも有り
  • 同じカクテルでもお店によって様々
  • 好みの材料が分かれば、銘柄を指定して更なる違いを楽しんでみましょう!

今回はカクテルを中心に解説致しました。
違いを楽しむのがバーの醍醐味の1つ。
ご自分が好きなカクテルの材料は覚えておいて損はありません!

次回はバーの影の主役。ウィスキーについて取り上げます。